Photo No. 30
萩原武氏から贈られた一枚。氏とは小学校時代以来のつきあい。2人が写真を始めたのは
中学校にあがった時だった。いまでもよくおぼえている。2人で同じ時にカメラを手に入れ,
それ以来写真を撮ってきた。時には2人別々で、そして時には2人で連れ立って撮りに行った、
そんな関係だった。氏の撮る被写体はいつも控えめなものだった。僕が色彩を追ってしまうのと、
とても対照的だった。あまり人の目に触れることのないような被写体によく眼を向けていた。
氏の写真は、「どんなものにも、どんな人にもいいところって、かならずあるもんだよ。」
そんな風に言っているようだった。
撮影データ: 不祥
撮影年月日:不祥
撮影場所:不祥