これも萩原武氏から贈られた一枚。
大型で撮った一枚で、もみじの葉の一枚一枚が写真のなかでも手で触ってみることができそうなくらい鮮やかに撮られれている。
目の覚めるような繊細さと鮮やかな色彩がとても印象的。この写真は割と頻繁に見かえしている。
日本は小さな島国だけれど、そのせいもあってか大陸系の諸国ではみられない、
独特の美意識があるように最近思う。それはまるで鋭利な刃物のような繊細さのなかにひそむ美意識のようなものかもしれない。
かのサルトルも日本の美意識を「緊張感」という一言で要約した。そのことと無関係ではないような気がする。
氏の撮ったものとしてはめずらしく強い色彩の一枚。
撮影データ: 不祥
撮影年月日: 不祥
撮影場所: 不祥