アラスカの街はずれでみかけた小屋。ほかの州からのライセンスプレートが賑やかに飾り付けてあった。
この土地を訪れた人が土産に置いていくということは、まあ、ないだろうから、
この小屋のオーナーが各地から集めてきたものだろう。
ここに限らず、住んでいる人の密度が低いところに行くとよく同じような光景を目にする。
レンズは解像度が高ければそれだけで良い写真ができるというわけではなく、
この時のようにうす曇りや雨の日の情景をやわらかく表現したいときがある。
そんな時ただやみくもに解像度が高いレンズでは思いのほか固い表現になってしまうことがある。
身近な風景の描写には、できるだけクセのない標準域の焦点距離をもつレンズがいい。
Lens: Konica Hexanon AR 40mm F1.8
Specs: F16, 1/60, SKYLIGHT filter
Film: FujiChrome Velvia (RVP) ISO 50
Date: August 13, 1994
Place: Whitia, Alaska, United States