Photo No. 020


煉瓦づくりの教会と青空の、目にしみるようなコントラストにいてもたっても居られないような気分でレンズを向けた。

偏光フィルターを使って色彩を強調するのを好まない、というか邪道扱いする人も居るようですが、ボクはこういったのが大好物です。
強調されすぎた色彩がもはや現実のものでないから、ありのままであるべき「写真」として非道ということなのかもしれないけれど、 写真は自分にとって「報道」や「記録」ではなく、「芸術」のもの。

同じ理屈がモノクロのOフィルターやRフィルターにも言える筈なのに、なぜかそちらに関してはPLフィルターに向けられるような批判は聞かない。
すくなくとも「Rフィルターとネオパン400が風景写真を堕落させた」などとは、今まで聞いたことがない。 もちろんある特定の技法の濫用はそれ自体ちょっと恥ずかしいけれど、それはまた別の問題。

Lens: Konica Hexanon AR 28mm F3.5
Specs: F11, 1/30, PL filter
Film: Kodak Ektar 100 (CX)
Date: September 5, 2011
Place: St. Louis, Missouri, United States