Photo No. 019


一昔前ズームが「標準レンズ」になる以前はカメラ本体を買うと付いてくる50mmに135mmと28mmを加えた3本セットがごく一般的なレンズの揃えかただった。 そんな時代お値段お手頃でその3本を揃える人にとって、このF3.5という明るさの28mmは50mmにとってのF1.7とF3.5の135mmと同じくらい代表的な最も普及したレンズの一本だった。

そういう事情から、世がデジタルに移行して久しい今なお中古市場には大変な数のこのクラスのレンズが出回っている。 数が多ければ必然的に取り引き値が低くとどまるのもまた世の常で、24mmがすでに手元にあったにもかかわらずあえてこのレンズを手に入れたのも ただ単に捨て値に近い値段でオークションに出品されていたから、という不純な動機からだった。

そんな事情からついつい継子扱いしてしまい、なかなか出番がなかったり、あっても結果今ひとつ気に入らないカットになってしまったりで、このレンズについてはあんまりいい思い出がなかった。 この日は良い天気に恵まれたことが幸いして、このレンズでは初めてまずまずの出来になった。

Lens: Konica Hexanon AR 28mm F3.5
Specs: F8, 1/60, PL filter
Film: Kodak Ektar 100 (CX)
Date: September 5, 2011
Place: St. Louis, Missouri, United States