Photo No. 001


ひさしぶりの40mm。

直線的な構成が多くあらわれる建物や、光量の落ちる曇りの風景は70年代のズームではちょっと頼りない。
少し広めの標準レンズで聳え立つ摩天楼の足元の荘厳さを表現。
単焦点標準レンズのきっちり抜けた収差、明るい画像はこういう難しい状況を難なくまとめてくれる。

40mm(実際には43mmだという話もある)というかなり個性的な焦点距離がその理由の一つではあると思うのだけど、 このレンズは50mmクラスのものとは同じようには使えないことが多い。 55mmや57mmあたりのものが50mmの単純な延長として頭の切り替えなしに使えるのとはとても対照的。

画角が広めでありながらそれでいて広角系のレンズが持つ遠近感の誇張があらわれないことから、うまく嵌まると絶妙な描写をみせる。
概して色のりが比較的強めなヘキサノン一族の中、このレンズは穏やでとても自然な発色をするあたりも、一族の中でかなり異端な一本。

Lens: Konica Hexanon AR 40mm F1.8
Specs: F5.6, 1/8, SKYLIGHT (1B) filter
Film: Kodak Ektar 100 (CX)
Date: May 12, 2010
Place: Chicago, Illinois, United States